新しい姉妹に恵まれて

クリスマスに受洗なさった姉妹が初めて長野県町教会の礼拝にいらした時、ちょうど私の前に座られました。隣の方との会話で、県外のミッションスクールの女子高出身と知りました。私もそうであったので懐かしく思い、思わず出身校をお尋ねしました。するとなんと、同じ!学校だったのです。あまりの偶然に本当に驚きました。
また私の父がその学校で教員をしておりましたので、父のことも聞いてみました。すると「ええー?先生のお嬢さん?お父様にそっくりね、懐かしい!」と仰って、抱きついてくださったのです。これが私と姉妹とのなれそめです。それ以来、お会いする度に私ども二人はハグしあっています。
お年で言えば大先輩のこの方が、この度受洗されました。本当に嬉しい限りです。主の計らいと、その恵み深さに感動し、感謝せずにはいられません。

思えば私も大学四年のクリスマスに信仰告白をしました。クリスチャンホームに生まれましたが、親の関係する学校での生活には反抗し、両親とは別教会での信仰告白となりました。受洗の日「親の目、周囲は気にしなくっても良いのだ。このままの私で良いのだ。こんな自分でも私はずっと愛されていたのだ。」と、ただただ感謝でいっぱいでした。
その後の愛餐会で皆様から「おめでとう!」と言っていただく度に涙が溢れました。それまでは「おめでとう」の言葉の裏に「受験勉強お疲れ様」「就職活動大変だったね」という、私へのねぎらいを感じていたのです。でも、信仰告白での「おめでとう」は全く違っていました。私の努力は一切関係なかったのです。それどころか、こんな罪人の私のために、イエス・キリストの十字架と復活があったのだと思うと、主の深い恵みと、言葉では言い表せない恩寵の賜物に、手放しでただただ「有難い!」と思ったのでした。ひたすら「ありがとうございます!」と言いながら泣きじゃくっておりました。

祈り
私事ではありますが、あの日を鮮明に思い出しながら、この度、長野県町教会の125周年の記念すべきクリスマス礼拝に、大先輩を姉妹としてお迎えできました恵みに心から感謝いたします。何と申しましても、これからはかけがえのない主の家族として共に歩む喜びを分かち合うことがかないました。ありがとうございます。
これからも県町教会があなたの福音を伝える教会として、力強く伝道していけますようにお導きください、と祈り願ってやみません。

naomi.H