バイブルキャンプ2018

7月29~30日、教会学校の小学生を対象としたバイブルキャンプが行われました。このキャンプは毎年、長野本郷教会の教会学校と合同で開いています。

テーマは「十戒」
十の戒めは、救われた民が神様と共に歩む道を示す光。神様からのプレゼントです。今では礼拝の中で唱えられることの稀になったこの言葉を、一泊二日じっくりとおぼえて、心に書きつけてゆきました。

参加した子どもは23名。普段、教会学校には通っていない子もいますが、旭幼稚園の卒園生が多く、お祈りや神様のお話にはすんなりと入っていくことができます。
1日目は、エジプトからご自分の民を導き出された神様の救いの物語を聞いて、その神様がお与えくださったのが十戒なのだと受け取りました。4チームにわかれて、十戒早覚え対決!子どもたちの真剣なこと真剣なこと・・・。実は覚えるのが一番大変でつまらないだろうなんて予想していたスタッフは、心の中で「ええ?!何がおもしろいんだろう?」などとつぶやいて顔を見合わせていました。そんな子どもたちに触発されて、大人も真剣に。
チームごとにたどたどしくも覚えた十戒を披露した後は、石板づくりをしました。

30分で乾くセメントで、石板をかためると、それぞれマイ十戒を書いていきます。あわてて型から出すと割れてしまって、ボンドで修復している場面もちらほら。
「小さな石板にはすべての掟は書ききれない」と自分の心に残った掟を選んで書いたり、小さくてもなんとかびっしり書き込んだり、思い思いの作業です。
夜はキャンプファイヤー。真っ暗な夜の闇の中に燃える炎を囲んで、ゲームを楽しみました。
それぞれの部屋でお祈りをして就寝。興奮していつもより目がさえてしまった子どもも、友達とおしゃべりをしながら、いつのまにか眠りについていました。
2日目、朝は野外での礼拝から。
神様に本当に愛されていることを知り、自分を愛することができるように、十戒はわたしたちの未来を照らします。
朝ご飯のあとは、イスラエルのエジプト脱出からシナイでの礼拝で十戒を授かるまでを体験する、冒険の旅に出発です!
チームごとにモーセを立てて、場面ごとのシナリオを首に下げて出かけます。
はじめはモーセになることをかたくなに拒んでいた5年生(とてもモーセらしい)が杖を見たとたんに、自分から取りに来るというひとコマも。

①エジプトで奴隷労働
レンガ運びタイムトライアル。1回目のタイムを自分たちで塗り替えるというチャレンジに燃えていました。まじめなイスラエルです。脱出の際、エジプト人から得た「好意」は塩飴。

②葦の海を渡る
会場となった施設裏には、地形を生かした芝生の斜面と、立派なアスレチックがあります。そのアスレチックのつり橋を海が割れて乾いたところに見立てて渡りました。

③マナ・ポイント
天から降ってくるのは御言葉カード。せっせと拾い集めます。そう、人はパンだけで生きるものではない、神の口から出るひとつひとつの言葉で生きるのですよ。とは言え、神様は食べるパンも与えて下さるのです。パン食い競争風に吊るしたパンをいただきます。

④メリバの水・ポイント
続いて荒れ野を行くイスラエルが不満を爆発させるのは飲み水がないこと。シナリオのセリフ「のどが渇いて死にそうだ!こんなことならエジプトで死んだ方がましだった!」を叫んで、モーセが「わたしはこの民をどうしたらいいのですか?!」と問うと、神様は岩から水を出してくださいました。
岩(クーラーボックス)を杖で突くと、中からよく冷えた飲み物が!
ここでおやつTIMEです。

⑤シナイ山のふもとで 十戒
4チーム揃って、最後のポイントです。
芝生斜面をモーセが駆け下り、続いてイスラエルの皆も。
山のふもとで授かった十戒は、なんとバラバラのパズルのピース。
ミッションは「律法を完成させること」です。
完成した十戒パズルのボードを紹介しようと持ち上げると、裏面に誰かの絵が描いてあります。子どもたち「どなたか、いるよ??」「モーセ?」
いいえ、そこにいるのはイエス様。
わたしたちは律法パズルを完成させました。けれど律法を完成させることはできません。これを完成させてくださるのは、イエス様なんです。

終わりの礼拝で、イエス様が罪を担ってくださって、十戒を全うすることのできない私たちをおゆるしくださり、歩む道を備えてくださったと知りました。
♪  歩こう イエスの道を 喜びほほえんで
 救いの喜びを 世界に伝えよう
賛美歌を歌って私たちはイエス様の道をゆきます。

このキャンプで子どもたちの心に刻まれた十戒が、その生涯を照らす光となってイエス様を信じる道へと導きますように。
わたしは主、あなたの神、
あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。