パイプオルガンコンサート

パイプオルガンコンサート     keiko.K

10月28日(日)武久源造さんを迎えてオルガンコンサートが持たれました。
オルガンコンサートは毎回人気があります。
みんなパイプオルガンを聴きたがっているのです。
今回も大勢の聴衆で会堂がいっぱいになりました。

武久源造さんは、曲の合間にたくさん話されました。
曲の聴き方、たとえば情景を想像して、時代を感じて。
教会音楽の歴史、オルガンの変遷、
オルガンは昔ふいごで風を送って音を出していたこと、
オルガンは昔、会衆席からは見えないところに置かれていたこと。
なぜならオルガンの音は天の響き、天の声だから。
高いバルコニーに置いて音が上から降ってきた。あたかも聖霊が降るように。

18世紀中頃、教会音楽が教会の外に出てサロンや劇場で演奏されるようになりました。しかし武久さんは、教会音楽は教会に取り戻したいと言われます。
本来の姿で、本来の目的で聴くべきだと言われます。
という訳でこの日の拍手は全部の終わりの一回だけでした。
「教会でほめたたえられるのは神様だけ。」と。

演奏の最後に即興演奏をされました。力強い輝かしいオルガンの音が礼拝堂いっぱいに満ちて、ゆったりと立ち昇ってゆきました。天の響きを奏でるオルガンで、神様の栄光を讃美し,神様の祝福を地上に伝える演奏でした。

すると突然、この天使に天の大群が加わり、神を讃美していった。
「いと高きところには栄光、神にあれ。地には平和、御心に適う人にあれ。」  
(ルカによる福音書2章13、14節)