クリスマスレポート2「平和の降誕祭」

イブ礼拝から明けて24日。
いよいよクリスマス礼拝です。

例年よりも気温の高い、あたたかな朝になりました。
7時の早天礼拝ではまだ暗かった夜が明けて、すべてがくっきりと見えます。

説教は、ルカによる福音書2章8-20節より「平和の降誕祭」
闇になかば溶け込んで、夜明けを待つことを忘れてしまった見張りの人々を巡り照らす天からのサーチライト。
恐れて隠れようとする一人一人を、闇から贖いだして神の前に立つことを得させる光。
「恐れるな!」と響く声は、神の平和がこの世界に与えられたと告げます。
光の中に立ち、世の思いを捨てて、ただ天を仰ぐのです。

長野県町教会はこの日、洗礼を受けてキリストのものとされた一人の姉妹が生まれ変わる時の証人となりました。

大きな大きな喜びです。

午後の愛餐会では、信徒の皆様が腕をふるった持ち寄りのごちそうに心もおなかも満たされながら、喜びを分かち合いました。

2017年、宗教改革500年であり、教会の125周年でした。
それらの年月の厳しさ苦しさをも思い起こしつつ、歩みを支えられて生かされた幸いと、その命に与えられている使命とをおぼえた年でした。
死の陰の谷を行くような時もあります。
けれど教会は、いつも希望を見つめ、喜びの声を上げて歩みます。

「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。」