お待たせしました!
クロス(十字架)ワードパズルの答えです。
まだ聖書をよく読んだことがないという人には難しかったと思います。カギの欄にそれぞれの答えが記されている聖書箇所を書きましたので、ぜひ開いて読んでみるきっかけにしてください。
教会の信徒のご婦人からは「難しくなかったですよ~♪ひとつだけ、考えすぎてわからなくなったものもありましたけど。楽しかったです。」と好評でした。
このパズルを作りながら発見したことをいくつか紹介します。
縦のカギ2.「天からのマナ」
旧約聖書で神の民イスラエルが経験した神の救いの原体験「出エジプト」。奴隷とされていたエジプトから脱出したのはいいものの、旅行く先は何もない荒野でした。食べ物を恋しがって「エジプトにいたほうがマシだった!」と叫んだイスラエルの人々に、神様が天からお与えになった養いが「マナ」です。
日々与えられているもの、生かされている恵みをすぐ忘れてしまう、わたしたちの現実を思わされます。おやつの「マンナ」の名前の由来はこのマナだとか。
横のカギ2.「大工のヨセフ」
クリスマスの物語で必ず登場するマリアの夫ヨセフですが、彼が大工であることはマタイによる福音書13:55にだけ故郷の人々の証言として出てきます。ちなみにマルコによる福音書6:3ではイエス様が大工だったと言われています。イエス様は大工としてどんなものを作られたのでしょう。
横のカギ9.「ポンテオ・ピラト」
イエス様の十字架刑を決定したローマからのユダヤ総督の名前です。使徒信条の中では「ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け」とその責任を問われ続けているかのような人物ですが、さて新約聖書の中でフルネームで出てくるのはルカによる福音書3:1だけです。(新共同訳聖書ではポンティオ・ピラト)他のところではただ総督ピラトとだけ登場しています。
このピラトや裏切り者のユダに同情する声が時々聞かれます。この二人を他人とは思えないというところから、罪とは何かを知るように招かれているのかもしれません。
横のカギ12.「復活を告げた天使」
イエス様の復活の物語は、四つの福音書がそれぞれに色々な描写をしています。墓に一人の天使が現れるのはマタイによる福音書。ルカによる福音書では二人の白い衣を着た人が登場します。
愛するイエス様が死んで、何もかも終わってしまったと思っていた婦人たちは、この知らせにどんなに驚いたことでしょう。
教会は、このあり得ない驚きの知らせからスタートしています。
わたしたちはお母さんのおなかから人生が始まることは知っています。でも教会の人々はキリストの復活を告げるお墓から、新しく始まった人生を生きているのです。
クロス(十字架)ワードパズル、いかがでしたか?
皆さんに、新しい人生のスタートが与えられますように!